毎年新学期の時期になると、処分に困るのが教科書です。
進級しても復習のために保管しておく方もいるかもしれませんが、ほとんどの場合見返すこともなく、場所を取るだけになるでしょう。
この記事では、教科書を捨てる際の注意点、買取してもらう方法、捨てる以外の処分方法について解説します。
教科書を捨てる際の注意しておきたい点
教科書は、古紙や燃えるごみとして処分できるため、お住まいの自治体のルールに沿って捨てるようにしましょう。
ただし、捨てる際には4つの点について注意する必要があります。
①学校名・氏名を消す
教科書には紛失した時に困らないよう学校名や氏名を記載していることが大半です。
そのため、処分の際には学校名や氏名が記載されている箇所は消すようにしましょう。
個人情報を守るためにも必要な作業です。油性の黒マジックで該当箇所を黒く塗りつぶす、切り取る、個人情報保護のスタンプを使う、などの対策を施しましょう。
仮に切り取った場合は、切り取った箇所をまとめて袋に入れて捨てるようにすると安心です。
②CD等の付属品は抜き取る
教科書に付属しているCDなどは予め抜き取り、教科書とは別に処分しましょう。
教科書は古紙や燃えるごみとして処分できても、他の付属品が同じごみとして対象とならない可能性があります。
付属品がある場合は、事前に自治体での処分ルールを確認してから対応するようにしてください。
③プリクラが貼ってある場合
プリクラを教科書に貼っている方もいるでしょう。
前述した学校名や氏名同様に、個人情報の観点から事前に剥がすように徹底してください。
教科書の持ち主だけでなく、その友人が一緒に写っている可能性も高いため、友達の個人情報を守る意味でも対応しなければいけません。
④教科書を捨てる(処分)方法
教科書は、古紙として出せます。雑誌や新聞などと同様に、資源ごみの日に指定された場所へ、紐で束ねた状態で処分しましょう。
細かな処分ルールに関しては、自治体ごとに異なるかもしれませんので、お住まいの地域の決まりに沿って出しましょう。
基本的には、ノート、参考書、問題集も同じ処分方法で問題ありません。
ただし、古紙として資源ごみの日に処分することはリサイクルが前提となっています。そのため、汚れがひどいものについては回収してもらえない可能性もあります。
その場合は、燃えるごみとして処分できます。
▼こちらの記事では本の捨て方について詳しく解説しております。
教科書を捨てる(処分)タイミング
教科書が変わる進級のタイミングで処分するといいでしょう。
しかし、学習意欲や成績によっては、前年の教科書を使って復習する機会が生まれるかもしれません。
そういった可能性や心配があれば、進級後すぐに処分するのではなく、新学年での勉強がスタートして数ヶ月は様子を見てもいいかもしれません。
問題なく授業についていけているようであれば、改めて処分を検討しましょう。
教科書は買い取ってもらえる
ここまで教科書を「捨てる」前提で注意点をまとめましたが、実は教科書を買い取ってもらうことも可能です。
売却できれば、新しい教科書の購入費に充てられるため、家計のためにもなります。買い取ってもらう方法は2つありますので、それぞれについて解説します。
フリマアプリやオークションサイトへ出品する
メルカリやヤフオクといった、フリマアプリやオークションサイトへ出品すると買い取ってもらうことができます。
自分で決めた価格に設定して売却できるため、ただごみとして処分するよりも有益といえるでしょう。
同じ教科書を使っている方で紛失したり、汚れて使えなくなって困っている人がいるため、中古の教科書でも買い取ってもらえるのです。
ただし、教科書は4年に一度内容が改正されるため出品するタイミング次第ではニーズがない、発送に手間がかかることが注意点です。
また、必ず売れるわけではないため、すぐに処分したい方には不向きといえるでしょう。
専門書買取専門店で買い取ってもらう
一般的な古本屋であれば、教科書を買い取ってもらうことは難しいですが、専門書買取専門店であれば可能性があります。
対象となるのは、無料で配布される教科書ではなく有料のもので、参考書や辞書も該当します。
通常の本を売る時と同様に、古すぎたり、汚れや書き込みが目立っていたりすれば、買取してもらえないこともあります。
業者によって対応が異なるケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
教科書を買い取ってもらいやすいポイント
買取を希望する場合、2つのポイントを意識しておくと、買い取ってもらいやすくなります。
まとめて売る
ひとつの教科だけでなく、複数まとめて売る方が買い取ってもらえる可能性は高まります。
買う側からすれば、必要な教科書を一度に揃えられるので、双方にとってメリットがあるからです。
また、専門書などであれば高価に買い取ってもらえる可能性もありますので、資格の勉強や受験勉強などで使用した専門書の類を処分したい時は一度査定に出してみるといいでしょう。
▼こちらの記事では大量の古本の処分方法について詳しく解説しております。
書き込みがされていない状態
教科書も一般的な古本を売る時と同様に、新品に近い綺麗な状態のものの方が高く買い取ってもらえるケースが多いといえます。
書き込みがある場合、消しゴムなどで消せるのであれば査定前になるべく消しておきましょう。
仮にボールペンなど消せない書き込みがあったとしても、使用に問題ないようであれば買い取ってもらえる可能性があるため、査定に出してみることをおすすめします。
教科書を他の方法で捨てる(処分)する方法
買取以外の処分方法について紹介します。
知り合いやNPO法人に譲る
教科書が必要となる知り合いがいるのであれば譲ってあげると喜ばれるでしょう。
また、教科書の寄付を募っているNPO団体などもありますので、一度近くに該当する団体がないか検索してみてもいいかもしれません。
誰かの役に立つのであれば、ごみとして処分するよりも遥かに有益といえるでしょう。
弟や妹、知り合いに譲る
弟や妹がいるのであれば、譲ってしまうのも一つの手です。
学校側から無料配布されるのであれば、譲る必要はないかもしれませんが、片方を自宅で勉強するときに使用し、もう片方を学校に置いておくなど、分けて使用することも可能となります。
同じ教科書を使うのであれば、新しいものを買う必要がなくなります。
資源ゴミとして出す
教科書は「本」のため、捨てる時には「資源ごみ」の対象となります。
自治体によって定められた日に、紐などで束ねて回収場所へ持っていきましょう。
あるいは、古紙リサイクルステーションや、回収を受付している店舗などで出すことも可能です。
燃えるゴミとして出す
少し手間がかかりますが、細かく破れば燃えるごみとして出せます。汚れがあまりにひどい、書き込みが多いなどの場合は、この方法がおすすめです。
ただし、表紙が固いケースが多いため、破る際にはさみなどで切断するといいでしょう。
▼こちらの記事ではCD・DVDの処分方法について詳しく解説しております。あわせてご覧ください。
CD・DVDの捨て方って?捨てるタイミングの注意点について解説
個人情報を守って正しく教科書を処分しよう
教科書を捨てる際には、まずは個人が特定される情報を残さないようにすることが大切です。学校名、氏名はもちろん、プリクラなどが貼られていないかも注意して確認しましょう。
資源ごみ、もしくは燃えるごみとして捨てるだけでなく、ものによっては買取してもらえることもあるので、一度査定に出してみることもおすすめします。
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